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「ちょっと目を離している隙に」「マンションの駐輪場に駐車していたのに」「路駐だけどチェーンロックしていたのに」あるべき場所に自分のバイクが無い時、ほとんどの人が自分の記憶違いだと考え、次の瞬間「盗難」を認識します。それだけ唖然として言葉にならないのがバイク盗難なのです。報告されているだけで年間8万台以上のバイクが盗難の被害に遭い、それと同じ数のバイクユーザーが悔し涙を流しています。
. 2005年 2006年 2007年 2008年
バイク盗難台数 104,155台 93,294台 83,028台 80,354台
盗難検挙件数 11,621件 12,426件 10,161件 8,930件
2005年に11万台あったバイク盗難が2008年には8万台と、3年間で3万台も減少しています。バイクユーザーにとっては非常に喜ばしいことではありますが、数字には表れない深刻な状況が起こっています。以前は盗んで乗り回すといった個の盗難が多かったのですが、ここ数年の盗難はプロの窃盗グループによる組織的な盗難事件が相次いでいます。彼らは換金目的がゆえ、人気車、高年式車、高額車がターゲットとなり、その窃盗方法もより高度化しているのです。
盗難はどのような状況下でも発生します。それが自宅のガレージや駐輪場に駐車していてU字ロック等をしていたとしても、盗まれる時には簡単に盗まれてしまいます。しかし、やはり多いケースは路上などにハンドルロックだけで長時間駐車している場合でしょう。盗む側が最初に確認するのはバイクの車種と防犯状況であり、このような状況では盗ってくださいといっているようなものです。駐輪場であってもプロは深夜や人気の無い時間を狙いますので、長時間駐車する場合は防犯ロック類は当然、車体カバーを必ずかけるようにしましょう。やむを得ず路上等に駐車する場合は、できるだけ自分の目に触れる場所を選んでください。油断大敵、プロはちょっとした隙を見逃しません。たとえ面倒でも二重三重の防犯を心掛けましょう。
プロによる窃盗の場合は、ほとんど発見されることはありません。盗まれたバイクは海外へと運ばれるケースが多く、水際での阻止はできていないのが現状です。個による窃盗の場合は、乗り回されて放置されたところを発見されることもありますが、パーツだけ盗られていたり、バイク自体が相当なダメージを受けている場合がほとんどです。どちらにせよ盗まれてしまったら諦めるしかないというのが、ユーザーにとっての厳しい現実です。
最近はネットオークションや中古パーツの買取店などの影響からか、パーツの盗難が増加しています。パーツを簡単に現金化できる状況を巧みに利用して、そのような行為を行なう者が増えています。また、盗んでエンジンをかけるために鍵穴を壊したが、結局盗めずに鍵穴をイタズラされるという被害も多く発生しています。

盗難防止のハウツー